マラソン 第31回大阪国際女子マラソン 重友が初優勝 福士は9位

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第31回大阪国際女子マラソン 重友が初優勝 福士は9位

2012年01月29日

第31回大阪国際女子マラソン 重友が初優勝 福士は9位

第31回大阪国際女子マラソンが2012年1月29日日曜日に大阪市内で開催され、天満屋所属の重友梨佐選手が2時間23分23秒の好タイムでマラソン初優勝を飾りました。
ゴールの長居陸上競技場に入った所で野尻あずさ(第一生命)を抜いたタチアナ・ガメラシュミルコ選手(ウクライナ)が2位、野尻選手が3位で注目の福士加代子選手(ワコール)は中盤失速して9位に終わっています。

大阪国際女子マラソンは長居陸上競技場を発着点に42.195キロのコースで開催され、今年2012年のロンドン五輪の女子マラソンの代表選考を兼ねたレースということもありレース前から極度にピンと張り詰めた空気が漂う中でスタートしました。

ちなみに現在の所五輪代表選考レースは昨年の韓国テグの世界陸上(赤羽有紀子選手の5位が最高)、昨年2011年11月の横浜国際女子マラソン(木崎良子選手が優勝)が終了しているもののまだ内定者は出ておらず、残り今回の大阪国際女子マラソンと3月の名古屋ウィメンズマラソンの結果次第でどうなるか分からない状況です。

そんな中で大阪国際には2004年のアテネ五輪金メダリストの野口みずき選手(シスメックス)と日本陸上女子長距離界ではハーフと10キロの日本記録を持つなど第一人者として活躍してきた福士加代子選手が出場することになっていて、大会前から非常に注目の高いレースとなっていました。

しかし残念ながら野口選手が大会直前の25日に左太もも裏側の炎症のため欠場、3月11日の名古屋を目指すこととなり、福士選手に俄然注目が集まる中でのレース開始となります。

福士選手はマラソンでは初マラソンとなった4年前の同じ大阪国際では中盤までトップを独走するも後半失速して最後は転倒するほどフラフラになりながらゴールしたという苦い経験があるのですが、今回はその苦い思い出を払拭すべく練習を積み昨年2011年のシカゴマラソンで日本人トップとなる3位に入り、自己ベストも2時間24分台と大幅に更新するなど着実に進歩し大きな期待が集まっていました。

そして気温5.5度の寒い中でレースがスタートすると、今大会では2時間22分台の設定で用意されたペースメーカーを先頭に序盤から大変早いペースでレースが進んでいきます。

それもあってついていけるランナーは少なく1キロ地点を通過した時点で先頭集団は既に14~5人に絞られ、その後も2010年アジア大会(中国・広州)代表でこの日で選手生活に一区切りをつける嶋原清子選手(セカンドウィンドAC)、堀江知佳選手(ユニバーサルエンターテインメント)などが徐々に遅れていき、4キロ地点で既に6人に絞られます。

その後4人のペースメーカーが1人になった15キロ地点でアテネ五輪マラソン7位の坂本直子(天満屋)が遅れはじめると先頭集団は福士、重友、そして昨年の世界選手権(韓国・テグ)代表の野尻あずさ(第一生命)の3人に絞られ、更に中間点の手前あたりで野尻選手が遅れはじめ22キロ過ぎには最後のペースメーカーも離脱しついに勝負は福士選手と重友選手の一騎打ちとなります。

そのままデッドヒートが続くかに思われましたが、勝負は意外にもあっさりと決着してしまいました。26.5キロあたりで福士選手の足が徐々に鈍くなり重友選手との差が徐々に開いていきます。福士選手は逆にペースを抑えすぎて足にきていたようでそのままペースを落として2時間37分台のタイムで結局9位まで順位を下げてレースを終えました。

一方重友選手はその後も1キロ3分20秒前後のペースを保ち続けて独走状態。終盤に1キロ3分30秒前後とややペースが落ちたものの粘りの走りでゴールし、タイムも2時間23分23秒と好タイムで初優勝を果たし、ロンドン五輪の切符を大きく手繰り寄せました。

福士選手にとってはまたしても苦いレースになってしまいましたが、ロンドン五輪に向けては状況も考えるとトラックでの出場も目指すことになりそうですね。
重友選手は女子長距離界の名門の天満屋の新エースとして期待されている選手ですが、実質初めてといわれるフルマラソンで終盤まで自分のペースを崩さずに走り続けたのは見事だったと思います。

そしてこれで残すは3月11日の名古屋ウィメンズマラソンのみとなりました。野口選手もそちらを目指すそうですし、テグ世界陸上5位の赤羽選手も状況によっては出場を検討しているらしく、激戦必至の女子マラソン五輪代表の行方がどうなるかますます注目ですね。

■最終結果
1位 重友梨佐(天満屋) 2:23:23
2位 タチアナ・ガメラシュミルコ(ウクライナ) 2:24:46
3位 野尻あずさ(第一生命) 2:24:57
4位 堀江知佳(ユニバーサルエンターテインメント) 2:28:35
5位 嶋原清子(セカンドウィンドAC) 2:29:51
6位 佐藤由美(資生堂) 2:32:49
7位 アイリーン・モガカ(ケニア) 2:35:36
8位 ローレン・シェリー(オーストラリア) 2:35:57
9位 福士加代子(ワコール) 2:37:35
10位 坂本直子(天満屋) 2:39:27

第31回大阪国際女子マラソン 速報|スポーツナビ
第31回大阪国際女子マラソン 公式サイト

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