マラソン 第41回全日本大学駅伝　日大逆転Ｖ明大健闘

11月1日日曜日、この日大学３大駅伝の一つである第41回全日本大学駅伝が開催されました。

全日本大学駅伝は毎年11月の第1日曜日に行われ、名古屋市の熱田神宮前から三重県伊勢市の伊勢神宮前までの８区間106.8キロを走ります。
1970年に関東の大会である箱根駅伝に出場できない大学のために全国大会を開催しようという機運の元、東海学生陸上競技連盟が中心となり朝日新聞との協力で始められた大会で、そういう事情もあってかテレビ中継もテレビ朝日系列で放映されています。優勝校には、秩父宮賜杯が贈られます。

今年の大会には26チームが参加し、総合優勝を果たしたのは４大会ぶり３度目の優勝となった日本大学でした。

第１区で第一工大が留学生キラグ・ジュグナ選手が今年の箱根で活躍した東洋大学の柏原選手に競り勝つ活躍もありトップで襷を渡して以降、駒大をはじめ、早大、東洋大、東海大、明大が一時ＴＯＰに立つなど目まぐるしくＴＯＰが入れ替わる、まさに戦国駅伝を象徴するようなレース展開でしたが、最後は８区のアンカーに大学ナンバーワンランナーの呼び声も高いケニアからの留学生ギタウ・ダニエル選手を残していた日大が7.4キロ付近でＴＯＰの明治を抜き去りそのままゴールを駆け抜け、出雲に続き大逆転で優勝を飾りました。
これで日大は次の箱根に三大駅伝完全制覇がかかることになりましたね。

一方中盤からＴＯＰに立ち最終区で抜かれるまでＴＯＰを走った明治大学は最後の最後で箱根王者の東洋大学にも抜かれ３位となりましたが、近年どんどんとチームが強化されてきていて、今回の予選会でもＴＯＰだったらしいですし、エース松本昴大選手が故障で不在ながらもこの成績な訳ですから、いやが上にも箱根での好成績が期待されますね。私も母校の活躍に胸を躍らせております。

それ以外では前年度の覇者駒澤大学が最終区で中央大学に抜かれて７位でまさかのシード落ちとなるという意外な展開でした。２区で首位を奪いそのまま首位を独走するかに見えたのですが、４区のランナーが大ブレーキであとはそのまま悪い流れのまま最後まで行ってしまったという感じです。箱根ももちろん総合力で優勝候補には間違いないのですが、一歩間違えればこのようにシードすら取れないこともありますから、各大学の力の差はそれほどないのでしょう。

次はいよいよ正月恒例の箱根駅伝、４年生にとってはこれが集大成にして最大の目標でもありますから、ケガなどないように万全の状態でレースに臨んで悔いの残らない走りをして欲しいものです。

■大会結果■

1　日大 5:21:04
2　東洋大 5:24:40
3　明大 5:24:54
4　早大 5:25:46
5　山梨学院大 5:26:05
6　中大 5:26:26

ここまでシード権獲得

7　駒大 5:26:38
8　中央学院大 5:26:53
9　東海大 5:27:18
10　第一工大 5:30:35
11　立命館大 5:30:53
12　東農大 5:31:27
13　京産大 5:33:08
14　専大 5:34:18
15　青山学院大 5:36:22
16　日本文理大 5:39:34
17　大阪経大 5:40:53
18　札幌学院大 5:42:22
19　中京大 5:42:39
20　福岡大 5:42:43
21　信州大 5:42:56
22　名大 5:43:08
23　東北大 5:44:14
24　広島大 5:44:24
25　東北福祉大 5:46:16
26　東海学連(OP参加) 5:37:42（順位は付かず）

■区間賞■

１区：キラグ・ジュグナ（第一工大）　４２分４７秒
２区：宇賀地強（駒大）　３７分５０秒
３区：渡邊嵩仁（中央学院大）　２７分３８秒
４区：Ｇ・ベンジャミン（日大）　４１分１２秒
５区：安田昌倫（明大）　３４分５１秒
６区：高林祐介（駒大）　３６分０９秒
７区：遠藤寿寛（明大）、田中貴章（東洋大）　３６分０６秒
８区：Ｇ・ダニエル（日大）　５６分５４秒

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